2012/12/11(火)〜23(日)

びわこビエンナ−レ2012出展の作品を再構築してみました。
その変容ぶりをごらんください。
BIWAKO BIENNALE 2012 ・・・ Metamorphose ・・・From  one  piece  of  paper 

 MU東心斎橋画廊 (大阪)
MU HIGASHI-SHINSAIBASHI GALLERY

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これは手で漉かれた紙です。手ざわり、触れるという感覚は直接的で親密なものです。触覚的経験は深く、触覚は生命の感覚であるといわれています。

紙をステージに、この『触覚』を顕在化させてみました。

紙は紙なので、他の素材にはない自在な造形が許されます。

1枚の巨大な紙が空間と関わって行く過程で、そのせめぎ合いのなか、周囲とのあいだに生れる空気のようなもの、ふっーと深い呼吸をしたくなるようなものはできないであろうか。目にみえない奥深いところ、頭の中でざわざわしていてなにかとは言いあらわせない命の手ざわり、「生」を力づける、生き生きとした空間を創り出すこと、そんなことを考えながら、日々制作しています。

素材は 楮、色料は、私たちの身体に深くなじんだ、墨、柿渋です。